2018年からTHREEのメイクアップアーティストとして活動をはじめた玉木香寿美。その7年前、博多の百貨店カウンターで、彼女とTHREEの歴史ははじまりました。今回は、玉木アーティストの中に広がるTHREEの世界観、メイクの向こう側にある彼女の思い、そして最後に、彼女のお気に入り……
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THREEアイテムをご紹介します。
玉木アーティストは新卒でTHREEに入社されたと聞きましたが、そもそものTHREEとの出会いは?
玉木「まだ美容学校の学生だった頃のことなのですが、当時の私にとってTHREEはちょっと大人っぽいブランドというイメージがありました。だから当時住んでいた博多にもカウンターがあることは知っていたのですが、なかなかお店に入るきっかけがなかったんです。でも就職活動のとき、THREEのクリエイター(販売)の募集があることを知り、なんとなく見に行ってみようという気持ちになって。そのときお店に飾られていたコレクションビジュアルが、2011年S/Sコレクションの〈EYE SPY〉だったのですが、見た瞬間『可愛い!』と(笑)。なんでしょう、ビジュアルもとても素敵でしたし、〈EYE SPY〉というコレクション名も『すご~い!」という感じで(笑)。その後に接客をしてくださった、後に私の先輩となるクリエイターさんも、本当に素敵な美しい方で見惚れてしまって。それ以来ですね。THREEから生まれたと言ってもいいくらい、THREEですべてを体験してきました」
それからあっという間の8年間だったと思いますが、今あらためてTHREEはご自身の中でどんな存在ですか?
玉木「そうですね…。THREEの特別なところは、本当にその人になじんだ表情を表現できるところだと思います。ここまでその人らしいメイク、リアルな感じ、自然なバランスがとれているメイクって、他ではなかなか表現できないんじゃないかと思うんです。メイクだけが綺麗というより、それをつけたあなたが綺麗、という感じです。私自身がメイク大好き人間なので、今でももちろん特別感満載のコテコテメイクも好きです。でももしTHREEに出会わなかったら、メイクの美しさだけを追求する自分になっていたのだろうなと思って。メイクをするとき、こんなにも個人の素材を大事に、それを邪魔しないように美しさを付け加えていく感性。それをTHREEに教えてもらいましたね」
ぱっと見はモードなのに、自然な仕上がりが約束されているアイテムばかりですよね。
玉木「他のブランドの商品でも、テクニックがあればそれができると思うんです。でもある程度のテクニックがないと、つけすぎてしまったり、ぼかしすぎてしまったりと、なかなか難しいんですよね。それがTHREEのアイテムだと、なんとなくやるだけで絶妙な、ちょうど良い仕上がりになるんです。ささっとつけるだけで、『ああ!』とそのバランスの意味がわかる。そこは本当に、THREEの特別なところだと思います。それに加えて、THREEにはスキンケアをはじめとするホリスティックケアもありますよね。メイクは肌とつながっていますし、THREEのメイクとスキンケアは思想的にも通じるものがあるので、メイク一本ではなく総合的に関わることができて本当によかったです」
特にお気に入りのアイテムは?
玉木「好きなアイテムは本当にたくさんあるけれど、今回は『アルカミストツイストフォーアイ』(通称アルカミスト)を紹介したいなと思います。
アルカミストは、マットなベースの中にパールがちらちらっと輝くリキッドアイシャドウなのですが、指でささっとつけるだけなのにすごく綺麗に仕上がるんですよね。塗ってみるとすごく透明感もあって、まぶたの表面にのっているというよりも、まぶたがふわっと染まったようになるんです。少し乾いてから指でスマッジするとパールが一層輝きを増すし、2色使いや、アイラインのように使うこともできるし…。簡単だけど面白い、そんなアイテムです。私はよく、アルカミストの下に「サブトーンディファイニング アイペンシル」で陰影を仕込んだり、アルカミストの上から「シマリングカラーヴェール ステートメント」を重ねたりしています」
MAKEUP with ALCHEMIST-TWIST FOR EYE 05/08
アルカミストの2色使いで、リキッドならではのこなれたグラデーションをまぶたに。
1.「アルカミストツイストフォーアイ」05の中身をアプリケーターで混ぜてからまぶたにとり、指で軽くなじませます。
2.「アルカミストツイストフォーアイ」08の中身をアプリケーターで混ぜてから、まぶたの目尻側にだけ軽くなじませます。
3. 少しおいてから、再度まぶた全体を指で優しくスマッジすると、パールの輝きが一層際立ちます。
玉木「アルカミストの中でも02、04、05番の3色は特にパールのキラキラが出るカラー。これからの季節は登場する回数が増えそうです。ブルーの04番をライン使いするのも、夏らしくていいですよね。どの色もウォータープルーフなので、暑い日や長い一日になりそうな日も安心なんです」
玉木アーティストは本当に楽しそうにメイクのお話をされますよね。
玉木「THREEのメイクって、カバーしないといけない、これはこうやって塗らないといけない、などの決まりがないんです。うまく言えないけれど、人のコンプレックスに着目しないというか。そのままでいいよ、自分の綺麗なところを生かそう、と。だから私も、ネガティブな理由からメイクをおすすめしたくはないんです。自分を肯定して前向きに生きていこうというTHREEのメッセージを感じてもらいながら、自分でいいと思ったアイテムを自分のモノにしていただきたい、そう思っています」
これからもTHREEを通じてたくさんの方たちと素敵な体験を叶えていってください。今日はありがとうございました。
Makeup Artist
玉木 香寿美KAZUMI TAMAKI
THREE メイクアップアーティスト。7年間THREEのクリエイターとして九州エリア勤務ののち、2018年より現職。各地でのメイクショーや各店頭でのワークショップ、パーソナルメイクレッスンを通じて、国内外のお客様やメディアに向けてTHREEのメイクを提案している。
玉木アーティストも参加しているワークショップやパーソナルカウンセリングのスケジュールはこちらから。
・THREE AOYAMA https://aoyama.threecosmetics.com/news-aoyama/
・THREE HIBIYA https://aoyama.threecosmetics.com/news-hibiya/
・ SENSORIUM THREE https://aoyama.threecosmetics.com/news-sensorium-three/
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